韓国では、20日から全国的に激しい雨が降り、厳しい暑さは和らぐ見込みです。
19日夜、中国の上海市南東部に上陸した台風14号が東向きに進路を変え、韓半島に向かっているためで、21日午後3時頃には、全羅南道(チョンラナムド)付近の海上を通過するものとみられます。
台風14号は、移動する途中で熱帯低気圧から温帯低気圧に変わって、徐々に勢力が弱まる見通しですが、水蒸気を多く含んだ雲が、上空の冷たい空気とぶつかって激しい雨をもたらすと予想されます。
気象庁によりますと、江原道(カンウォンド)の東海岸沿い地域で最大300ミリ、釜山と慶尚南道(キョンサンナムド)で最大200ミリ、首都圏などで150ミリの雨が降る見通しです。
また、22日までには、落雷を伴い、最大50ミリの集中豪雨が発生する地域があると見込まれています。
21日の日中の最高気温は、全国で25度前後まで下がり、週明けより10度以上下がるところもありそうです。最低気温も20度以下に下がり、涼しい天気が予想されます。