韓国で自然妊娠による五つ子が誕生しました。人工授精ではなく自然妊娠による五つ子の誕生は、韓国では初めてです。
ソウル聖母病院によりますと、五つ子は男の子3人、女の子2人で、今月20日に誕生し、母子ともに健康だということです。妊娠27週での早期出産のため、五つ子は12月まで保育器でのケアが必要だということです。
韓国で自然妊娠による五つ子の誕生は今回が初めてで、世界的にも五つ子の誕生は非常に珍しいケースです。韓国では1987年と2021年にも五つ子が誕生していますが、いずれも人工授精によるものでした。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、五つ子が誕生したソウル聖母病院に大統領室の柳恵美(ユ・ヘミ)低出産対応首席秘書官を派遣し、祝福の手紙とともにベビー服や天然産のわかめなどを贈りました。
尹大統領は手紙の中で、「世界的にも珍しい五つ子が健康に誕生したことは、すべての人々にとって喜びである」と述べ、「政府としても家族全員が幸せな未来を築けるよう支援を惜しまない」ことを強調しました。
さらに、政府は五つ子の家族に対し、育児支援金1400万ウォンや妊娠・出産にかかる医療費500万ウォンの支援を行う予定です。