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政治

北韓の核実験 米大統領選挙時期にも可能性 大統領室が指摘

Write: 2024-09-23 14:28:47Update: 2024-09-23 14:29:23

北韓の核実験 米大統領選挙時期にも可能性 大統領室が指摘

Photo : KBS News

大統領室は23日、北韓による7回目の核実験について、今年11月5日のアメリカ大統領選挙の前後を含めて、核実験を行う可能性は十分にあるとの認識を示しました。
 
申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長は23日、「北韓は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が決断すれば、いつでも核実験を実施できる態勢を維持している」と述べ、「核兵器の小型化などのためにも、北韓はさらに数回の核実験が必要だ」と述べました。
 
そのうえで、「いつ行うかは戦略的に有利・不利を判断して決定するだろう」とし、「可能性としてはアメリカ大統領選挙の前後も含まれる」との見方を示しました。
 
北韓は先月13日、国営メディアを通じて核弾頭製造に使用される高濃縮ウラン製造施設を初めて公開しましたが、申室長はこの施設について、「韓国とアメリカが長年にわたり追跡してきた施設だ」と述べました。ただし、具体的な遠心分離機の数や技術的な詳細については「韓米が共有する機密情報であり、公にするのは難しい」としています。
 
さらに、申室長は、北韓がこの施設を公開した意図について、「アメリカ大統領選挙期間中に核の脅威を強調し、国際社会の注目を集めることが目的だ」と指摘しました。注目を集めることで、外交交渉力が高まると北韓はみているものと見られます。
 
一方、日本のメディアは22日、北韓の軍事開発に詳しいアメリカのミドルベリー国際大学院のジェフリー・ルイス教授の話として、「北韓が公開した高濃縮ウラン製造施設では、年間に複数の核兵器を生産できる可能性がある」と報じました。
 
ルイス教授によりますと、北韓が公開したウラン濃縮施設の写真を分析した結果、この施設で年間95キログラムの高濃縮ウランを生産できると推定しています。核爆弾1基あたり15キログラムから25キログラムの高濃縮ウランが必要とされるため、年間で最大6基の核兵器を製造できる可能性があると推測されています。

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