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社会

3割が一般クリニックへ 集団退職した研修医

Write: 2024-09-24 11:57:23Update: 2024-09-24 11:57:58

3割が一般クリニックへ  集団退職した研修医

Photo : YONHAP News

政府が進める大学医学部の定員拡大に反発して、ことし2月、全国の大学病院の研修医らが集団で退職しましたが、そのうちの3割は医院やクリニックなど、一般の診療所に就職していることがわかりました。 
 
保健福祉部が24日、明らかにしたところによりますと、退職した研修医1万463人うち、3割にあたる3114人は、一般診療所に就職して勤務しているということです。
 
大学病院を退職してから、別の医療機関に就職した研修医は、先月19日の時点では1144人でしたが、この1か月で3倍近くに増えました。
 
白紙化を求める医療界の要求が受け入れられないまま、来年2025学年度の大学入試の「随時募集」の受け付けが終了したことや、政府と医療界の対立を解決するための、政府、与野党、医療界の協議体の発足が進まない現状に見切りをつけた研修医が増えていることが、背景にあるものとみられています。
 
また、医療現場を離れなかった少数の研修医に対する、退職した研修医からの批判が強いという点も、研修医らが医療現場に復帰できない要因のひとつとなっています。
 
最近では、現場に残った研修医の個人情報が含まれたブラックリストを作成・流布した疑いで、研修医を退職した男が逮捕されましたが、医師の間では、この男を支援するための募金が行われるなど、政府に対する医療界の反発は一向に収まらずにいます。

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