猛暑で白菜の作柄が落ちて高冷地白菜の価格が高騰していることから、政府は中国産白菜の輸入を決めました。
国産の白菜は、キムチ作り「キムジャン」のシーズンに向けて備蓄し、11月に市場に供給する計画です。
韓国農水産食品流通公社が24日、まとめたところによりますと、高冷地白菜の上等品の卸売り価格は、23日の時点で1株1万1895ウォンで、去年に比べて151.7%の値上がりとなっています。
これは、平年に比べると98.3%、8月に比べると、93.9%の値上がりとなります。
そして小売の白菜の価格は、1株2万ウォンを上回っています。
政府は、10月中旬まで白菜の供給が不足すると予想されることから、価格を安定させるため、今月27日から秋に収穫される白菜の出荷が本格的に始まるまでの間、中国産の白菜を輸入して卸売市場に供給する計画です。
また、11月下旬からの「キムジャン」のシーズンを控えて、白菜の需給がひっ迫しているキムチ製造工場などの加工業者や外食業者にも、供給することにしています。
過去に中国産の白菜を輸入したのは、2010年から2012年にかけて1回ずつと、2022年に1回の合わせて4回で、今回が5回目となります。