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政治

大統領夫人に贈賄疑いの牧師 捜査審議委が起訴を勧告

Write: 2024-09-25 14:47:56Update: 2024-09-25 14:54:41

大統領夫人に贈賄疑いの牧師 捜査審議委が起訴を勧告

Photo : KBS News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の妻、金建希(キム・ゴニ)夫人にブランドバッグを渡した疑いが持たれているチェ・ジェヨン牧師について、検察の捜査審議委員会が「起訴」を勧告しました。
 
金夫人の収賄疑惑は、おととし9月にソウルにある金夫人のオフィスを訪れ、金夫人に300万ウォン相当のブランドバッグを渡す様子を腕時計型の隠しカメラで撮影し、その映像を去年11月にインターネットメディア「ソウルの声」が公開したことで明るみに出ました。
 
検察はことし5月、李沅䄷(イ・ウォンソク)前検察総長の指示で、捜査チームを立ち上げ、捜査を行いました。
 
4か月にわたる捜査の結果、ソウル中央地検は、金夫人が受け取ったブランドバッグは、個人的な贈り物であり、尹大統領の職務とは関連性がないと判断し、金夫人とチェ牧師を処罰できないと結論付けました。
 
また、李前検察総長は、捜査審議委員会にこの問題を付託していましたが、捜査審議委員会は今月6日、全会一致で不起訴を勧告しました。
 
これを受け、捜査審議委員会で意見陳述の機会を得られなかったチェ牧師は、捜査審議委員会の召集を要請し、チェ牧師に対する捜査審議委員会が開かれました。

検察捜査審議委員会は、法曹界や学界、メディア、市民団体など外部の専門家からなる委員会です。最大300人の委員の中から無作為に選ばれた15人で構成され、検察が委員に捜査結果を説明し、意見を求める仕組みです。
 
捜査審議委員会は24日、8時間にわたる審議の末、8対7でチェ牧師を請託禁止法違反の疑いで起訴するよう検察に勧告しました。 
 
金夫人の収賄疑惑に対して「不起訴」を勧告したのとは逆の判断が下されたため、検察の今後の動きに注目が集まっています。

捜査審議委員会の意見には法的拘束力はありませんが、今回の事件が持つ政治的影響を踏まえると、捜査チームが今回の結論を完全に無視するのは難しいとの分析が出ています。
 
ただ、検察が捜査審議委員会の勧告に従って大統領の職務との関連性があると判断しても、「不正請託および金品など授受の禁止に関する法律」には、公職者の配偶者を処罰する規定がないため、金夫人は不起訴処分になる可能性が高いということです。

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