アジア最大の映画祭、釜山国際映画祭が2日、開幕します。
釜山国際映画祭は、2日午後7時から釜山・海雲台(ヘウンデ)にある「映画の殿堂」の野外劇場で開幕式が行われ、11日までの祭りの間に、63か国から出品された224本の映画が上映されます。
このうち初公開の作品が86本に上ります。
ことしの開幕作品は、韓国のパク・チャヌク監督が脚本と製作に参加し、俳優のカン・ドンウォンが出演したネットフリックス映画「戦と乱」です。
釜山国際映画祭は、ことしで29年目を迎えますが、オンライン動画サービスのOTTの映画が開幕作品に選ばれたのは、初めてのことで、映画産業の変化を反映したものとみられています。
またアジア映画の発展に貢献した人物に授与される、ことしのアジア映画賞には、日本の黒沢清監督が選ばれました。黒沢清監督は、「キュア」や「回路」、「叫」など個性的なジャンル映画を手がけています。
そして、ことしの映画祭には、「孤独のグルメ」で韓国でも人気の、日本の俳優、松重豊さんが3日に登場する予定です。