北韓は4日、ごみや汚物をぶら下げた風船を、2日ぶりに韓国に向けて飛ばし、ソウルや京畿道(キョンギド)各地では上空に風船が確認されたという通報が相次ぎました。
北韓が風船を韓国側に飛ばしたのは、ことしに入ってこれで24回目です。
警察と消防当局によりますと、4日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)にある国会議事堂一帯の上空をはじめ、光化門(クァンファムン)、鍾路(チョンノ)区の仁寺(インサ)洞、麻浦(マポ)区、瑞草(ソチョ)区、それに京畿道坡州(パジュ)市上空など各地で風船が確認されました。
政府は、韓国国内の内部対立やゆさぶりをかける狙いがあるものとみて警戒を強めています。