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政治

北韓が南北つなぐ道路爆破 韓国軍も対応射撃

Write: 2024-10-15 14:56:16Update: 2024-10-15 15:49:55

北韓が南北つなぐ道路爆破 韓国軍も対応射撃

Photo : YONHAP News

韓国軍は、北韓が、南北をつなぐ道路、京義(キョンイ)線と東海(トンへ)線の北韓側の一部を爆破したと明らかにしました。韓国軍は、北韓の道路爆破を挑発行為とみなし、対応措置として、軍事境界線南側の地域に射撃を行ったということです。
 
韓国軍は15日、「北韓が今日正午ごろ、京義線および東海線の南北連結道路の軍事境界線北側の一部区間を爆破した」と伝えました。 

これに先立って、北韓軍は、韓国とつながる北韓側の道路と鉄道を完全に遮断し、要塞化する工事を9日から行うと発表しました。
 
韓国軍は15日、「道路の爆破による韓国側の被害はない」としながら「北韓への対抗措置として、軍事境界線南側の地域に射撃を行った」と明らかにしました。
 
北韓の道路爆破について、統一部は15日、「南北合意を明白に違反したものだ」として、強く糾弾しました。

南北をつなぐ鉄道、韓半島西側の京義線と東側の東海線は、韓国戦争後の分断により断絶されていましたが、2000年6月の首脳会談をきっかけに、鉄道と道路をそれぞれつなぐことで合意し、建設事業に着手したものの、南北関係の冷え込みによって事業は進展せず、一部の区間だけが復旧されていました。 
 
北韓は、南北関係が悪化した去年の末から、南北をつなぐ陸路を断つため、道路の周辺に地雷を埋設したり、街路灯や鉄道、周辺の建物の撤去などを行ってきました。
 
今回、北韓が爆破した京義線と東海線の道路の連結事業には、韓国側の予算1億3000万ドルが投じられました。
 
北韓は、2020年にも開城(ケソン)工業団地の中に設置されていた南北の共同連絡事務所を一方的に爆破しており、韓国の予算が投入された資産の破壊に対して、韓国政府が北韓に対し、法的責任を追及するかどうかにも注目が集まっています。

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