北韓の兵士およそ3000人がロシア軍の部隊に参加しているとウクライナのメディアが報じました。ロシアはフェイクニュースだとして否定しています。
ウクライナのメディアは現地時間の15日、ウクライナの情報機関の話として、ロシア軍に北韓の兵士による部隊が編成されていて、最大3000人が見込まれると報じました。
北韓の部隊は、8月にウクライナが侵攻したロシアの本土クルスク州に配置されたということです。
ところが、このメディアは、北韓兵士18人が、ウクライナとの国境近くで脱走し、ロシア軍が行方を追っていると伝えました。
北韓がロシア軍に兵士を派遣したとする説は、ウクライナの東部で北韓兵士が死亡したとする報道で浮かび上がりました。
ウクライナのメディアによりますと、今月3日にウクライナ軍が東部のロシア側が支配する地域に対して行ったミサイル攻撃で、北韓兵士6人が死亡したということです。
死亡した兵士は、ロシアに送った弾薬などの品質を管理するために派遣された可能性が高いということです。
ウクライナのゼレンスキー大統領が、北韓の兵士が戦場に配置されたと主張する一方、ロシア側は、フェイクニュースだとして否定しています。