高齢者など交通弱者が頻繁に通行するソウル市内の横断歩道の歩行者信号の時間が、最大6秒延長されます。
ソウル市は、高齢者など交通弱者の利便性を高めるとともに、交通事故を予防するため、歩行者信号の時間を延長し 、さらに地域を拡大すると発表しました。
ソウル市によりますと、横断歩道の歩行者信号の時間は、1秒当たり1メートル進む計算で、横断歩道の長さ1メートルにつき1秒で計算していますが、シルバーゾーンやスクールゾーンについては、0.7メートルにつき1秒で計算しています。
ソウル市は、高齢化によって交通弱者の数が増えているほか、横断歩道での高齢者の交通事故も増えているため、シルバーゾーンに指定されていない場所についても、歩行者信号の時間を延長することにしました。
具体的には、地域の高齢者人口の割合と、ここ10年間の交通事故の件数を踏まえ、歩行者信号の時間を延長する必要があると判断された横断歩道123か所を選びました。このうち68か所は、すでに適用したということで、残りの55か所についても、年末までに適用する予定です。
交通弱者の通行が多いソウル広場の横断歩道の歩行者信号は、35秒から40秒に延長されました。