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政治

国防部 北韓のロシア派兵を強く非難

Write: 2024-10-21 14:39:33Update: 2024-10-21 15:19:58

国防部 北韓のロシア派兵を強く非難

Photo : YONHAP News

ウクライナに侵攻するロシアを支援するため、北韓が1万人を超える兵士を派遣する決定を下したと韓国の情報機関である国家情報院が発表したことについて、国防部は、「派兵は国連決議に違反した違法行為であり、直ちに中止すべきだ」との立場を明らかにしました。
 
国防部のチョン・ハギュ報道官は、21日の定例会見で、「北韓がロシアの侵略戦争に加担することは国連決議違反であり、国際社会から非難されるべきだ」とし、「厳重に非難し、直ちに中止するよう強く警告する」と述べました。
 
チョン報道官は、北韓の派兵が北韓とロシアの軍事協力において、韓国政府が設定した越えてはならない「レッドライン」を越えたかどうかについては、評価を留保する姿勢を示しました。
 
韓国政府は、ウクライナへ殺傷兵器を直接支援するか慎重な立場を取ってきましたが、チョン報道官は、今回の北韓の派兵を受けて殺傷兵器の支援を検討するのかという質問に対し、「さまざまな可能性を念頭に置き、状況を見守りながら政府レベルで議論し、必要な措置を講じる」と述べました。
 
この発言は、北韓とロシアの動向次第では、韓国が155ミリ砲弾などの殺傷兵器の支援や軍事要員の派遣も検討する可能性を示唆していると受け止められています。

また、外交部も21日、北韓がロシアに兵士を派遣したことに関し、ジノビエフ韓国駐在ロシア大使を呼び、抗議しました。
 
政界でも、北韓の派兵に対する強い非難の声が上がっていて、与野党が協力して、北韓とロシアの軍事協力を非難する決議案の採択に取り組むとみられます。
 
一方、アメリカのホワイトハウスの国家安全保障会議の報道官は、現地時間の18日に北韓の派兵についてコメントし、「報道が正確かどうかは確認できない」としつつ、「事実であれば、ウクライナに対するロシアの戦争が危険な展開となるだろう」と懸念を表明しました。

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