韓国のベテラン歌手、チョー・ヨンピルさんが、20枚目のアルバム「20」を発表しました。
チョー・ヨンピルさんは、ソウル市内で開かれた記者会見で、「アルバムとしてはこれが最後になるかもしれない。新しい良い曲があればまた発表する予定だ」と話しました。
そして、「70歳を越えて新曲を発表するのは難しいことだが、一生懸命やってみた。今でも歌唱法や声の出し方などを研究し、練習している」と話しました。
ニューアルバム「20」では、ロックやバラードなど幅広いジャンルが盛り込まれていて、今の時代を生きるみんなのための応援歌「それでもいい」をはじめ、7曲が収録されています。
チョー・ヨンピルさんは、1968年にロックバンド「アトキンズ」のメンバーとしてデビューしました。1976年に「釜山港へ帰れ」がヒットし、1980年には「窓の外の女」や「おかっぱ頭」などが収録されたファーストアルバムが韓国では初となるミリオンセラーを記録し、スターの仲間入りを果たしました。
その後、韓国では初となる単一アルバム100万枚突破と、アルバム累積1000万枚突破を果たしました。
また、韓国の歌手としては初めて、日本のNHKホールでの公演と紅白歌合戦出演を果たしたほか、アメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールやカーネギーホールでの公演など、数々の記録を打ち立てました。
チョー・ヨンピルさんは、来月ソウルでニューアルバムの発売記念コンサートを開きます。