キムチ作り「キムジャン」のシーズンを迎え、政府が、白菜や大根の供給を増やすとともに、全国のスーパーや伝統市場などでキムチ材料を安く販売できるよう支援する方針です。
ことしは猛暑に干ばつが重なったことで、キムチの主な材料である白菜と大根の供給が不足すると懸念されているなか、政府と与党「国民の力」は23日、キムチ材料の安定供給に向けた協議会を開きました。
それによりますと、農協と契約した白菜の栽培量は、去年よりも10%増やして2万4000トン供給するとともに、政府がおよそ1000トンを常時備蓄して、市場の状況に応じて弾力的に供給するということです。
また、大根の栽培量は、去年よりも14%増やして9100トンを供給し、スーパーなどで最大30%安く供給するということです。
タレに使われる玉ねぎとニンニクはそれぞれ500トンずつ卸売市場に供給するほか、塩5000トンをスーパーなどに安く供給する計画です。
また、スーパーや伝統市場などでキムチ材料を購入した場合、政府の支援と業者独自の割引を合わせて、農産物は最大40%、水産物は最大50%安く供給し、消費者の負担を下げる方針だということです。