KBSの新しい社長の最終候補にニュースキャスター出身のパク・チャンボム氏が選ばれました。
KBSの理事会は、23日に開かれた臨時理事会で、パク・チャンボム氏やパク・ミン現社長など3人と面接を行い、投票を経て、パク・チャンボム氏を最終候補に決めたと明らかにしました。
パク氏は、1994年に記者としてKBSに入社し、ロンドン特派員や社会2部部長、秘書室長などを歴任し、報道番組や討論番組の司会を経て、去年11月からは、夜のメインニュース番組「ニュース9」のキャスターを務めていました。
パク氏は今後、国会の人事聴聞会を経て、大統領が任命すれば、KBS初のニュースキャスター出身の社長となります。任期は12月10日から2027年12月9日までの3年です。
一方、11人の理事のうち野党よりの4人は、今回の最終候補の選出は、与党よりの理事7人を選んだ放送通信委員会が、現在、委員長と副委員長の「2人体制」となっているなかで行われたため、正当性に問題があるとして、法的な対応をとる考えを示しました。
公共放送3社の理事会のメンバーを決める放送通信委員会は、本来、定員が5人ですが、政権交代後、野党の反対を押し切って、大統領が任命した委員長と委員1人によって運営されています。
現在の李真淑(イ・ジンスク)放送通信委員長は、就任直後の7月1日、KBS理事の11人のうち、与党よりの理事7人を任命しています。