韓国と日本、中国の外交当局の高官による協議が28日、東京で行われ、3か国はなるべく早い時期に首脳会議を開催できるよう連携していくことで一致しました。
今回の協議には、韓国外交部の鄭炳元(チョン・ビョンウォン)次官補、日本外務省の船越健裕外務審議官、中国外務省の孫衛東次官が出席しました。
協議で、3か国は、首脳会議と外相会議を「互いに都合の良い最も早い時期」に開催することで合意し、そのために協力を深めることを確認しました。
3か国の首脳会談は、来年日本で開かれる見通しです。
3か国は今年5月にソウルで4年半ぶりに首脳会談を開き、会談の定例化で合意しています。
協議後、鄭次官補と孫次官は岩屋毅外相を表敬訪問しました。
また、鄭氏は船越審議官と個別会談を行い、来年の韓日国交正常化60周年に向け、両国関係をさらに発展させるための準備を進めることで一致しました。
さらに、最近の北韓とロシアの軍事協力強化に対する懸念を共有し、北韓の核やミサイルの脅威を含む今後の動向を注視しながら、域内の平和と安全保障のために緊密に協力していくことで合意しました。
このほか、韓半島出身者が強制労働させられた新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録をめぐり、日本側が開催を表明した労働者らの追悼式についても議論したものとみられます。追悼式は年内に開かれる予定で、韓国側は日本の中央政府高官の出席を求めています。