ウクライナ当局は、ロシア南西部のウクライナ軍の越境攻撃が続くクルスク州で北韓軍との交戦が始まったことを明らかにしました。
KBSの取材によりますと、ウクライナ大統領府の高官は、「北韓との交戦が公式に始まったのか」という記者の質問に対して、「そう考える」と答えました。
これに先立ち、ウクライナ国家安全保障国防会議の傘下にある「偽情報対策センター」のコワレンコ所長は4日、ロシアのウクライナ侵略を支援するために派遣された北韓兵に対し、ウクライナ軍がクルスク州で攻撃を加えたことをSNSで明らかにしています。
この投稿について、ウクライナ大統領府の高官は、「ウクライナ国家安全保障国防会議を代表するものである」と述べ、投稿内容が事実であることを確認しました。ただ、詳細については、現段階では明らかにできないとしました。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は現地時間の4日午前、予定になかった参謀会議を緊急に召集したこともKBSの取材で確認されました。この会議には国防相らが出席しており、北韓軍との初めての交戦についても議論された可能性があります。
アメリカ政府は先月31日、クルスク州に配備された8000人の北韓軍兵士が訓練を受けていて、数日以内にウクライナ軍との戦闘に投入されるとの見方を示していました。