14日に行われる、日本の大学入試センター試験にあたる大学修学能力試験の問題と解答用紙が、11日から13日までの間に全国の試験地区に送られます。
問題用紙と解答用紙は、警察車両の警護を受けて運ばれ、試験前日まで厳重な警備のもと各地区で保管され、試験当日の朝、試験会場に送られます。
一方、ことしの受験生の数は去年に比べて4%近く増えましたが、試験監督者の数は10%近く減ったことがわかりました。
韓国教育部によりますと、ことしの受験生の数は、医学部の定員拡大の影響で、大学入試を浪人して受ける受験生が増加し、去年よりも3.6%増えて52万2670人となりましたが、試験監督者の数は、去年よりも10%減って6万9440人だということです。
教育部の関係者は、「新型コロナウイルスの感染拡大によって減らした教室当たりの受験者の数を、今回は、24人から28人に増やしたため、試験監督者の数も減った」と説明しました。
一方、 大学入試が近づくと寒さが厳しくなることから、「大学入試寒波」という言葉もありますが、ことしは例年よりも暖かい天気になりそうです。
試験当日の14日は、首都圏を中心に午後から雨の予報で、朝の最低気温は7度から16度、昼の最高気温は15度から22度を記録し、例年よりも高くなる見込みです。