北韓の朝鮮中央通信は、ロシアとの軍事協力をめぐる「包括的戦略パートナーシップ条約」を批准する政令に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が署名したと12日、報じました。
この条約は 、ことし6月に金委員長とプーチン大統領との間で締結された「包括的戦略パートナーシップ条約」で、ロシアのプーチン大統領が、今月9日、この条約を批准する法案に署名し、成立させていました。これで北韓とロシアともに条約を批准したことになります。
北韓とロシアが締結したこの条約には、「どちらか一方が侵攻を受け戦争状態になった場合、即時に軍事的な援助を提供する」という内容が盛り込まれています。
条約は、両国が批准書を交換した日から効力が発生します。
北韓とロシアが共に条約を批准したことから、今後、北韓兵士がウクライナとの戦闘で本格的に投入される可能性があるという見方が出ています。