韓国と日本、アメリカの3か国は、韓国南部の済州（チェジュ）島南方の海域で大規模な共同訓練を実施しています。
 
韓国軍合同参謀本部は13日、海や空、サイバーなど複数の防衛領域にまたがる韓日米の共同訓練「フリーダム・エッジ」を13日から15日まで韓国南部・済州島の南方で行うと発表しました。
 
この訓練は去年8月に行われた韓日米首脳会談での合意に基づき、今年6月に初めて実施され、今回は2回目となります。
 
韓国、日本、アメリカの3か国は、最近の高官級協議で、北韓のICBM＝大陸間弾道ミサイルの発射を含む挑発行為が地域の平和と安定を脅かしているとして強く非難しており、今回の訓練について韓国軍合同参謀本部は「脅威に対する抑止力と対応の意志を示すもの」と説明しています。
 
訓練には、アメリカ軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」やミサイル駆逐艦「ヒギンズ」、韓国軍のイージス駆逐艦「西厓（ソエ）柳成龍（リュソンリョン）」や最新鋭のF35A戦闘機、日本の海上自衛隊のイージス艦「はぐろ」や哨戒機が参加し、弾道ミサイルやサイバー攻撃への対応を確認するほか、防空戦闘や対潜水艦戦も行う予定です。