アメリカのカルフォルニア州議会で民主党所属の議員として活動してきた韓国系のデイブ・ミン氏(48)が、連邦議会の選挙で、下院議員に選ばれました。
CNN、NBC、ABCなどの放送局が現地時間の13日、報じたところによりますと、連邦議会の下院議員の選挙の開票89%で、民主党所属のデイブ・ミン氏の当選が確実になったということです。
ミン氏の得票率は50.9%で、2位の共和党候補は49.1%です。
ミン氏が立候補した選挙区は、ロサンゼルスの南に位置するオレンジ郡でも、韓国人が多く住むアーバイン市をはじめ、ハンティントンビーチなど海岸の高級住宅街を含む地域です。
ミン氏は、「私のルーツであり、地盤でもある在米韓国人社会のためにより積極的に取り組む」と抱負を語りました。
ミン氏は、1976年にアメリカで生まれた「移民2世」で、ハーバード・ロースクールを卒業した「エリート」政治家です。
カリフォルニア州議会で議員として活動し、北米最大級の野外イベント「オレンジカウンティ・フェア」での銃器展示を中止させるなど、銃器への規制強化や、気候変動危機の解決に向けた「エコ政策」の策定などをリードしてきました。
これで、連邦議会の選挙で当選した韓国系の議員は、連邦上院議員に初当選したアンディー・キム氏(ニュージャージー州)をはじめ、連邦下院議員当選3回を果たしたヨン・キム氏(カリフォルニア州)、マリリン・ストリックランド(ワシントン)、初当選のデイブ・ミン氏まで合わせて4人となりました。