韓国株式市場でKOSPI=韓国総合株価指数が15日、2400を割り込みました。
2400台を下回ったのは、ことし8月5日、アメリカの景気減速への懸念が高まったこを受け、株価が大幅に下落した「ブラックマンデー」以来となります。
15日の韓国株式市場のKOSPIは、午前9時42分時点で、前日より23.76ポイント、率にして0.98%下げて2395.10でした。
取り引き開始直後から2400~2410台の不安定な値動きを見せたKOSPIは、EV=電気自動車向けの電池関連の銘柄が大幅に下落したことなどから、2400を割り込みました。
専門家はその理由として、トランプ次期米大統領の政権移行チームが電気自動車の購入補助の廃止を計画しているというニュースが伝えられたことで、電気自動車に使われる電池関連の銘柄が急落したことを挙げています。
また、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が、「経済は、利下げを急ぐ必要があるというシグナルを送っていない」という発言をしたことを受け、アメリカの株価が全面安の展開となったことも、KOSPIの急落に影響したとみられています。
15日金曜日の韓国総合株価指数、KOSPIの終値は、前日より2.00ポイント下がった2416.86で取り引きを終えました。