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政治

韓中首脳 「域内の平和に向けて協力」

Write: 2024-11-16 06:34:32Update: 2024-11-16 10:31:49

韓中首脳 「域内の平和に向けて協力」

Photo : YONHAP News

APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議などに出席するため、南米ペルーを訪れている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、現地時間の15日、中国の習近平国家主席と首脳会談を行い、域内の平和と安定に向けて協力していくことで合意しました。
 
韓中首脳会談は、 2022年11月、インドネシアのバリ島で開かれたG20サミット=主要20か国の首脳会議をきっかけに行われて以来、2年ぶりの開催となります。
 
今回の会談は、ペルーの首都、リマのホテルでおよそ30分間行われ、ウクライナとの戦争が続くロシアに北韓が派兵するなど、朝ロの軍事協力が強まっていることを踏まえ、域内情勢について主に議論されたほか、両国間の経済協力、人的交流などについて意見が交わされました。
 
尹大統領は、「北韓とロシアの軍事協力に対応し、韓中両国が域内の安定と平和に向けて、協力していくことを望む」とした上で、域内の平和は、両国の共同利益だと強調しました。
 
また、尹大統領は、これまで両国関係の中心となってきた経済分野だけでなく人的交流の面でも協力を強化し、国民生活を向上させていきたいと述べました。
 
これに対し、習主席は、「情勢が変わっても、両国は国交を樹立した初心を忘れず、善隣友好を貫き、地理的に近いうえ、経済的にも密接な関係のメリットを生かしていく必要がある」と強調しました。
 
また、「地域の平和と安定、繁栄を図るために、両国がもっと大きな貢献をしていくことを希望する」と述べました。
 
今回の会談は、トランプ次期大統領が「自国優先主義」を掲げ、中国への関税を大幅に引き上げるなどして、米中間の貿易競争が激しさを増すものとみられる一方、中国の伝統的な友好国とされてきた北韓がこのところ、ロシアと急接近し、中国よりロシアに頼る姿勢を鮮明にすることで、関係が疎遠になっている中で、行われました。
 
一方、中国は、最近、韓国人向けにビザなし入国を来年末までに一時許可したり、両国間のハイレベルの対話が活発に行われるなど、韓国との関係改善に向けて積極的な姿勢を示しています。

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