尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ペルーでのAPEC=アジア太平洋経済協力会議の日程を終え、現地時間の17日、次の訪問先であるブラジルのリオデジャネイロに到着しました。
尹大統領は、18日から2日間にわたり開催されるG20サミット=主要20か国の首脳会議に出席します。今回の会議のテーマは「公正な世界と持続可能な地球の構築」で、各国首脳による議論が進められます。
尹大統領は会議で、飢餓や貧困の撲滅、気候変動危機克服のためのクリーンエネルギー転換の必要性を訴え、国際社会における韓国の役割を強調する予定です。
尹大統領のG20出席は、おととしのインドネシア・バリ、去年のインド・ニューデリーに続き、今回が3回目となります。
今回の会議には、議長国ブラジルのルーラ大統領をはじめ、アメリカのバイデン大統領、中国の習近平国家主席、日本の石破総理大臣、フランスのマクロン大統領など主要国の首脳が出席します。一方、ロシアはプーチン大統領が不参加を表明しており、ラブロフ外務大臣が代わりに出席する予定です。
大統領室は、G20史上最大規模となる参加国と国際機関が集まる今回の会議で、ロシアと北韓による不法な軍事協力の中止に向けた国際社会との連帯強化が期待されるとしています。
尹大統領は会議期間中に、南アフリカ、メキシコ、インドネシアなど各国の首脳と個別会談を行う方向で調整を進めています。