メニューへ 本文へ
Go Top

政治

尹大統領「気候変動への対応が難しい国への支援強化」

Write: 2024-11-20 13:34:23Update: 2024-11-20 13:44:37

尹大統領「気候変動への対応が難しい国への支援強化」

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ブラジル・リオデジャネイロで開かれていたG20=主要20か国首脳会議に出席し、気候変動への対応が難しい国に対する支援を強化する方針を表明しました。
 
尹大統領は現地時間の19日、「持続可能な開発とエネルギー転換」をテーマに開かれたG20サミットの第3セッションに出席し、気候危機への対応やクリーンエネルギーへのシフトに向けた韓国の対応策について発表しました。
 
このなかで尹大統領は、「韓国は、去年のG20サミットで公約した『緑の気候基金』に対する3億ドルの追加支援を、ことしから履行している」と述べました。
 
また、尹大統領は、温室効果ガスの排出を2050年には実質ゼロにする「2050年カーボンニュートラルの目標達成に向け、クリーンエネルギーへのシフトは必須だが、新興国や開発途上国の負担が大きい状況だ」と述べました。
 
そのうえで、「去年の国連総会で私は、『CFE=無炭素エネルギーイニシアチブ』を発表し、韓国政府はことし10月に開かれたクリーンエネルギー閣僚会議でパートナー国とともにCFEグローバル作業班を発足した」と述べ、CFEの履行基準や活用策などを議論した上で、さらに今後、CFEイニシアティブを広めていく方針を明らかにしました。
 
尹大統領はまた、「再生可能エネルギーへの投資に伴うリスクを減らすことで、民間のグリーンエネルギーへの投資を促すとともに、水素発電入札市場の開設のような市場メカニズムを導入し、クリーンエネルギーの発展を加速していく」と述べました。
 
そして、「人工知能のようなデジタル先端技術の需要が急増し、そのため莫大なエネルギー消費が続いている。デジタル産業のエネルギーの効率化やデジタルインフラの低電力化などを通じてデジタルカーボンニュートラルへの取り組みが重要だ」と強調しました。
 
そのうえで、「G20サミットで議論されたさまざまな方策が、来年韓国で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の成功に向けた重要な資産になるだろう」と述べました。
 
尹大統領はこの日、イギリスのスターマー首相と南アフリカ共和国のラマポーザ大統領とそれぞれ会談し、北韓とロシアの軍事協力を糾弾しました。
 
尹大統領は、19日の閉会式と昼食会に出席したあと、帰国の途に就く予定です。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >