日本政府は、24日に新潟県佐渡市で開催される「佐渡島の金山」の追悼式に、生稲晃子政務官が参列することを22日、発表しました。政務官は、韓国の次官級に当たります。
外務省は、「生稲晃子外務大臣政務官が、11月23日から24日まで、新潟県佐渡市を訪問し、『佐渡島の金山』の追悼式に参列するほか、視察等を行う予定だ」と伝えました。
韓国からは、朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使が出席する予定です。
地元の市民団体や佐渡市、それに新潟県でつくる実行委員会は、24日の午後1時から「あいかわ開発総合センター」で、全ての労働者のための追悼式を行います。
「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録をめぐっては、韓国が「朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だ」として反発した経緯があり、日本政府は「『佐渡島の金山』における全ての労働者のための追悼行事が、毎年、現地において執り行われる予定だ」と説明していました。今回の追悼式は、その初めての行事として行われるものです。
韓国からは、朝鮮半島出身の労働者の遺族11人と政府関係者が、日本からは実行委員会の関係者と自治体関係者、民間団体と政府関係者が参加する予定です。