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政治

韓国政府 佐渡金山で独自の追悼行事

Write: 2024-11-25 11:00:14Update: 2024-11-25 11:48:31

韓国政府 佐渡金山で独自の追悼行事

Photo : YONHAP News

世界文化遺産に登録された新潟県佐渡市の「佐渡島(さど)の金山」をめぐり、韓国政府は25日午前、韓半島出身労働者がかつて暮らした寮の跡地を訪れ、独自の追悼行事を行いました。
 
式典には、朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使や遺族9人が出席し、追悼の辞の朗読や黙祷、献花などが行われました。
 
式典で、朴大使は、「80年前、佐渡の金山に強制的に動員され、過酷な労働に疲れ果てて亡くなられた韓国人労働者の方々に頭を下げ、深い哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします」と述べ、犠牲者への追悼の意を表明しました。

韓国政府は当初、24日に日本側が主催した追悼式に参加する予定でしたが、過去に靖国神社を参拝した生稲晃子外務政務官が日本政府代表として出席することなどを問題視し、23日に急きょ不参加を決定しました。
 
24日の日本主催の追悼式では、生稲政務官が韓半島出身労働者に言及しましたが、「強制的に動員」など強制性を指摘する表現は含まれませんでした。
 
この追悼式は、世界文化遺産登録に反発していた韓国への対応として日本が約束していたものですが、韓日が別々に式典を開いたことで、その意義が薄れる結果となりました。
 
佐渡の金山は、江戸時代に金鉱として栄えましたが、第2次世界大戦中には銅などの戦争物資を確保するために利用されました。この時期、1500人と推定される韓半島出身労働者が強制的に動員され、過酷な環境で働かされました。

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