革新系の最大野党「共に民主党」の代表で、次期大統領選挙の野党陣営の有力候補とされる李在明(イ・ジェミョン)氏は、公職選挙法違反事件の裁判で、関係者にうその証言をさせたとして、偽証教唆の罪に問われた1審裁判で、無罪を言い渡されました。
李代表は、2019年2月、自身の公職選挙法違反の疑いをめぐる裁判で、証人にうその証言をさせたとして、去年10月、偽証教唆の疑いで起訴されていましたが、ソウル中央地方裁判所は25日、李代表に、無罪を言い渡しました。
ソウル地裁は、検察が提出した証拠だけでは、李代表がうその証言をさせたと見なすのは難しいと判断しました。一方うその証言をしたとされる証人に対しては偽証が一部認められるとして、罰金500万ウォンを言い渡しました。
これに先立って、李代表は15日、2021年の大統領選挙の候補だった当時、自身の疑惑に関して虚偽の発言をしたとして、公職選挙法違反の罪で懲役1年、執行猶予2年の判決を言い渡されました。
李代表をめぐっては、現在、5件の裁判が行われていますが、無罪判決が言い渡されたのは今回が初めてです。