2日連続で大雪が降ったソウルなどの首都圏では、大雪警報は解除されたものの、一部の地域では、前日からの積雪量が40センチを上回りました。
気象庁によりますと、雪雲が南下し、ソウルなど首都圏や北部、中部の雪が止んだことから、ソウル全域に出していた大雪警報は28日午前10時に解除したということです。
前日からの積雪量は、ソウル冠岳(クァナク)区で41.6センチ、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市で43センチ、龍仁(ヨンイン)市で47.5センチなどとなっています。
中央災害安全対策本部によりますと、除雪作業をしていた60代の男性が木が倒れて頭に大けがをして死亡するなど、除雪作業中に起きた事故で死亡した3人を含め亡くなったのは4人になりました。
また、雪道でのスリップによる衝突事故や、転倒事故などで、けが人も多く発生しました。
警察と消防当局などは、今回降った雪は水分を多く含んでいて、雪の重さに耐えられずに崩壊する事故が多く発生したと説明しています。
ソウルの一部の地域では、停電や断水なども相次いで報告されていて、京畿道では、28日に多くの学校が臨時休校を決めています。
気象庁によりますと、29日も全国的に雪や雨が降る見込みだということです。