数々の国際行事や企業の団体旅行などを誘致してきたソウル市は、アメリカの旅行専門誌「グローバル・トラベラー」が選ぶ、ことし最高のビジネスイベント都市に10年連続で輝き、殿堂入りすることになりました。
ソウル市とソウル観光財団は、全世界30万人が投票に参加したアンケートで、ソウル市がことしの「最高のMICE都市」に選ばれたと、2日、明らかにしました。
「MICE」とは、企業などの会議(Meeting)、企業などの行う研修旅行などいわゆる「インセンティブ旅行」(Incentives)、国際機関や学会などが行う国際会議(Convention)、そして展示会や見本市(Exhibition)の頭文字をとった造語で、これらのビジネスイベントの総称です。
読者の4割以上がMICE関連の企画者や主催者である「グローバル・トラベラー」は、毎年、読者の投票を通じて、分野別に最高の航空会社やホテル、観光サービスなどを選んでいます。
ソウル市は、「最高のMICE都市」を2015年から10年連続、単独で受賞していて、今回、殿堂入りする予定だということです。
ソウル市はことし、およそ800人が参加する「世界肺がん学会総会」をはじめ、合わせて31件の大規模な国際会議の誘致に成功し、3月には台湾の大手保険会社「南山人寿」のインセンティブ旅行を誘致し、1300人の団体が訪れるなどの成果をあげました。