北韓は、来年の国政方針を決める朝鮮労働党の中央委員会総会を今月末に開催すると発表し、アメリカのトランプ次期政権へのメッセージが出されるかなどが注目されています。
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は3日、労働党政治局が、12月下旬に中央委員会総会を招集することを決めたと報じました。
北韓は、毎年年末、党中央委員会総会を開き、新年の国政方針を決めています。
ことしの総会では、「包括的戦略パートナーシップ条約」をはじめとするロシアとの協力、経済や国防分野の成果などを評価するものとみられています。
また、来年1月にアメリカで2期目のトランプ政権が発足することをめぐって、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、今後の対米政策の方向性を盛り込んだメッセージを出すかどうかも注目されています。
去年12月に開かれた総会で、金委員長は、南北関係について「敵対的な二国間関係」を宣言しました。