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政治

英BBC「尹大統領の非常戒厳宣布は自身の危機に起因」

Write: 2024-12-04 11:49:12Update: 2024-12-04 15:28:19

英BBC「尹大統領の非常戒厳宣布は自身の危機に起因」

Photo : YONHAP News

イギリスのBBCは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」の宣布について、外部の脅威ではなく、大統領自身が窮地に追い込まれた状況で慌てて行ったものだとする分析を示しました。
 
BBCは4日、尹大統領が非常戒厳を宣布した理由について分析する記事を掲載し、「尹大統領が火曜日の夜、およそ50年ぶりに非常戒厳を宣布し、国を衝撃に陥らせた」と伝えました。
 
BBCは、「深夜にテレビ放送を通じて発表された尹大統領の大胆な措置には、『反国家勢力』と『北韓の脅威』が言及されたが、それは、外部の脅威ではなく、自身の差し迫った政治的問題によって始まったことが、すぐに明らかになった」と説明しました。
 
そのうえで、尹大統領が「包囲されたかのように必死に行動に乗り出した」とする専門家らの話を引用し、「尹大統領の政治的危機感が、今回の事態を招いた」と説明しました。
 
また、「韓国で最後に非常戒厳が宣布されたのは1979年のことで、1987年に民主主義国家になってからは、一度もなかった」としたうえで、「尹大統領は、なんの証拠も提示せずに野党が北韓に同調しているとして、非常戒厳の引き金を引いた」と伝えました。
 
そして、「尹大統領の軽率な行動は、独裁時代から現在まで繁栄を享受してきた自らを、現代民主主義国家だと認識している韓国国民を驚かせた」としたうえで、「数十年ぶりとなる民主社会に対する最も大きな挑戦と見なされている」と説明しました。
 
BBCによりますと、今回の非常戒厳の宣布について専門家らは、2021年1月6日にアメリカで起きた連邦議会議事堂乱入事件よりも、民主主義国家としての韓国の名声に傷をつける可能性があるとの分析を示しているということです。

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