ことしのノーベル賞の受賞者を祝うための「ノーベルウィーク」が5日から始まり、ノーベル文学賞を受賞した韓江(ハン・ガン)さんは6日、ノーベル文学賞受賞後、初となる公式記者会見に臨みます。
韓江さんは、韓国時間の6日、スウェーデンのノーベル博物館を訪れ、館内にある椅子の裏にサインするほか、記念品を寄贈します。
また、6日午後9時には、ことしの受賞者の中ではトップバッターとして記者会見に臨みます。
そして、8日午前1時には特別講演が予定されています。
すべてのノーベル賞受賞者は、およそ1時間の講演を行うことが慣例となっていて、過去の文学賞受賞者は、執筆や作品の世界観について語りました。
韓江さんも、自身の作品の世界観全般について振り返る内容の原稿を作成したと伝えられています。
ノーベルウィークのハイライトとされる授賞式と晩餐会は、10日に開かれます。
スウェーデン・アカデミーの関係者の紹介を受けて受賞者が登壇して感想を述べますが、紹介の際の最後の言葉は、受賞者の母国語で話すのが慣例となっています。
ノーベルウィークの最終日の12日には、韓江さんも対談に参加する朗読会が開かれます。
ノーベルウィークの期間中には、ストックホルムでさまざまなライトアップが行われるということで、ストックホルム市庁舎には、韓江さんの大型肖像画のライトアップも予定されています。