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政治

尹大統領の弾劾訴追案 否決の見通し 与党議員ほとんど不参加

Write: 2024-12-07 19:38:09Update: 2024-12-07 23:26:29

尹大統領の弾劾訴追案 否決の見通し 与党議員ほとんど不参加

Photo : YONHAP News

国会では7日午後6時、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の戒厳宣布が憲法違反だとして野党が提出した弾劾訴追案の採決が始まりましたが、与党議員のほとんどが退場したことから、否決になる可能性が高くなっています。

弾劾訴追案は、在籍議員の3分2に当たる200人以上が賛成すれば可決されるため、賛成が見込まれた野党や無所属の議員192人に加え、与党から8人の造反者が出るかどうかに注目が集まっていました。

しかし、与党「国民の力」の議員らは、弾劾訴追案の否決を目指す方針を党として決めていて、弾劾訴追案採決の前に行われた大統領夫人の金建希(キム・ゴニ)氏の疑惑を追及する法案の採決に参加した後にほとんどが退場しました。

弾劾訴追案の採決には、7日午後7時現在、195人が参加していて、野党議員らは、与党議員らに対して投票への参加を促しています。

禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は、投票終了の宣言を採決期限となる8日0時48分までに保留して、与党議員らの参加を待つとしています。

与党から採決に参加したのは、弾劾に賛成の意向を示していた安哲秀(アン・チョルス)議員など、3人だけです。

一方、「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は6日、戒厳の際、尹大統領が韓代表をはじめ、野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表など主要政治家を逮捕しようとしたと批判し、弾劾に賛成の立場を示唆していたことから、韓代表に近い与党内の議員らおよそ20人のうち、造反者が出るものとみられていました。

しかし、尹大統領が7日、自らの任期を含めて、政局を安定させる方法は与党に一任するとの意思を示したことで、与党内で韓代表をはじめ、多くの議員らが弾劾に反対の立場に転じたものとみられます。

弾劾訴追案が否決されれば、尹大統領の大統領としての権限は維持されます。

一方、汝矣島(ヨイド)の国会議事堂周辺では、大統領の弾劾を求める市民が数百メートルにわたって道路を埋め尽くし、主催側の推算で100万人の国民が集まりました。

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