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政治

与党代表と国務総理の共同国政運営案 「憲法違反」との批判相次ぐ

Write: 2024-12-09 13:34:54Update: 2024-12-09 18:01:17

与党代表と国務総理の共同国政運営案 「憲法違反」との批判相次ぐ

Photo : YONHAP News

与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は8日、国民向け談話を発表し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を職務から排除し、今後の外交や国防を含む国政全般を韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理と協議しながら運営する考えを示しました。
 
この提案について、憲法学者らは「憲法違反」として強く批判しています。学者らは、「大統領が辞任もせず、弾劾手続きも経ていない状況で、大統領を職務から排除することは明確な憲法違反だ」と指摘しました。また、韓代表と韓国務総理が大統領の権限を引き継ぐことについても「法的根拠がなく、超憲法的な発想だ」としています。
 
さらに、憲法学者らは「大統領は国民の直接投票で選出されるが、韓代表は与党内部の選挙で選ばれた党の代表に過ぎず、大統領権限を代行する法的資格がない」と強調しました。特に、韓国務総理については「内乱幇助の共犯に近い立場であり、捜査を受けるべきだ」との声が上がっています。
 
また、大統領のみが行使できる固有の権限が憲法と法律で明記されているため、大統領の職務を合法的に停止させるには弾劾が必要だと指摘しています。
 
一方、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、韓代表と韓国務総理の国政共同運営案について、「内乱状態を維持するための新たな内乱行為だ」と非難しました。
 
李代表は8日午後、国会で記者会見を開き、「与党代表と国務総理が再び憲政秩序を破壊している」と批判し、「国民は尹錫悦を大統領に選んだのであり、与党を大統領に選んだわけではない」と述べました。

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