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政治

北韓飛来の無人機 戦時状況ねらった韓国軍の作戦か 軍は「ノーコメント」

Write: 2024-12-12 11:11:50Update: 2024-12-12 15:59:44

北韓飛来の無人機 戦時状況ねらった韓国軍の作戦か 軍は「ノーコメント」

Photo : YONHAP News

ことし10月、韓国の無人機が3度にわたり平壌上空に侵入し、北韓体制を批判するビラを散布したと北韓が、主張していたことをめぐって、政府が戒厳令を宣言する状況を作るため、北韓の挑発を誘導していたのではないかという疑惑の声が、野党を中心に上がっています。
 
国会で10日、開かれた国防委員会で、与野党の議員らは、平壌で確認された無人機を飛ばした主体が韓国軍なのか、数回にわたり質問しましたが、答弁に臨んだ軍の関係者らは「肯定も否定もしない」という立場で一貫していました。
 
金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官は当初、無人機の出動を否定していましたが、突然、立場を変え「戦略的な観点から、確認するのは難しいとしか表現できない」と明らかにしました。
 
ただ、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が3日、宣言した「非常戒厳」は、金前長官が進言したものだということが明らかになったことなどから、金前長官が無人機を使って、局地戦を引き起こそうとしていたのではないかという疑惑が野党を中心に浮上しています。
 
最大野党「共に民主党」は、軍が民間団体を装って、北韓にビラを散布したのではないかという疑惑も質問しましたが、これについても軍は、「肯定も否定もしない」態度を示しています。
 
金前長官は10日、内乱などの疑いで検察に逮捕されましたが、今後の捜査で、金前長官が無人機の出動や、北韓がごみ風船を飛ばしたところへの韓国の攻撃を指示したかどうかに、焦点が当てられるものとみられます。

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