尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持率が、就任後最低の11%となりました。
 
世論調査会社の韓国ギャラップが、10日から12日にかけて、成人男女1002人を対象にアンケート調査を行ったところ、尹大統領を支持するは、前の週から5ポイント下落し、就任後最低の11%となりました。支持しないは、就任後最高の85%でした。
 
韓国ギャラップは、「非常戒厳の宣言によって8年ぶりに迎えた大統領弾劾に対する政局は、過去よりはるかに速く動いている」としたうえで、「2016年12月に弾劾訴追案が可決された当時の朴槿恵（パク・クネ）大統領の11月初旬から12月初旬の6週間の支持率は、4％から5％台にとどまった」と説明しました。
 
尹大統領の弾劾については、75%が賛成しました。年齢別には、18歳から29歳、40代と50代は86％、30代は82%、60代は60%、70代以上は49%が賛成しました。弾劾に反対は21%、保留は4%でした。
 
非常戒厳宣言は「内乱だ」と答えた人は71%で、「内乱ではない」は23%、保留は6%でした。
 
尹大統領の早期退陣を前提に韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理が与党「国民の力」と協議し、国政を運営する案については、23%が賛成、68%が反対しました。
 
この調査の信頼水準は95％、標本誤差は±3.1ポイントです。詳しい世論調査の結果は、韓国ギャラップと中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。