韓国軍は16日、独島(トクト)周辺で「独島防衛訓練」を非公開で行ったと明らかにしました。この訓練が行われたのは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に入ってから6回目です。
この訓練は「東海領土守護訓練」という名前で、韓国の領土と国民の財産を守る目的で、年2回、独島付近で実施されていて、通常「独島防衛訓練」と呼ばれています。
今回の訓練は、ことし8月に行われた訓練と同じく、海軍と海洋警察の艦艇が参加し、海兵隊による独島への上陸は行わなかったということです。
過去に、事前に訓練の計画を公開し、より大きな規模で訓練を実施することもありましたが、現政権に入ってからは、比較的小さな規模で、非公開で行われてきました。
一方、日本側は、今回の訓練について、外務省の鯰博行アジア大洋州局長が金壯炫(キム・ジャンヒョン)韓国大使館政務公使に、ソウルの日本大使館の實生泰介総括公使は外交部の金相勲(キム・サンフン)アジア太平洋局長にそれぞれ抗議したと明らかにしました。