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サイエンス

韓国軍の軍事偵察衛星3号機 打ち上げ成功 北韓監視を強化

Write: 2024-12-23 10:58:45Update: 2024-12-23 16:48:24

韓国軍の軍事偵察衛星3号機 打ち上げ成功 北韓監視を強化

Photo : YONHAP News

北韓が核とミサイルの開発を続けるなか、韓国軍は、北韓に対する監視をさらに強化するための軍事偵察衛星3号機の打ち上げが成功しました。

韓国軍の軍事偵察衛星の3号機は、韓国時間の21日午後8時34分に、アメリカ・カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられました。

韓国は、北韓に対する偵察情報の多くを同盟国のアメリカに頼っていますが、核やミサイルの開発を加速させる北韓への監視をさらに強化するため、去年12月に、韓国軍が独自に運用するものとして、初となる軍事偵察衛星を打ち上げ、ことし4月に2号機を打ち上げました。

1号機は、光学式カメラや赤外線で偵察を行いますが、気象条件によっては地上を十分に撮影できないという課題がありました。これに対し、2号機と今回の3号機では、電波を利用して画像を作り出す高性能レーダーを搭載し、天候や時間にかかわらず、撮影することができます。
 
また、1号機は北極や南極などを通る軌道で、1日に2回韓半島を撮影していましたが、2号機と3号機は赤道上の軌道で、1日最大6回の撮影が可能で、韓国軍の北韓に対する監視能力が大幅に向上する見通しです。
 
韓国軍は、独自の軍事偵察衛星によるネットワークの構築を進めていて、来年中に、3号機と同型の偵察衛星をさらに2つ打ち上げる計画です。これにより、5つの衛星による偵察システムが完成すれば、宇宙から北韓を2時間おきに監視、偵察することができるようになります。

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