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政治

前国防部長官 「国務総理に戒厳令進言を事前報告」

Write: 2024-12-27 10:24:36Update: 2024-12-29 10:57:05

前国防部長官 「国務総理に戒厳令進言を事前報告」

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に「非常戒厳」を進言したとして内乱容疑で逮捕された金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官が、「非常戒厳」を進言するにあたって、大統領の権限を代行している韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理にその事実を事前に報告していたことを明らかにしました。これに対し、韓国務総理側は事実無根だとして、法的措置を取る構えを示しています。
 
26日、初めて記者会見を行った金前国防部長官の弁護団によりますと、「非常戒厳」の進言をめぐり、金前国防部長官は、国務総理への報告が義務付けられた戒厳法に基づいて尹大統領が国務会議に出席する前、韓国務総理に事前報告し、その後、尹大統領が提案・審議したということです。
 
これに対し、韓国務総理側は、「金前国防部長官からの事前報告はなかった」として、「虚偽の事実を主張したことに対し、法的対応を含むあらゆる措置をとる方針だ」と強調しました。
 
また、金前国防部長官は、「非常戒厳」が出された当日、尹大統領が国会議員を逮捕するよう指示を出したことはないと主張しました。これは、大統領による逮捕の指示があったと証言した警察トップの趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長や郭鍾根(クァク·ジョングン)陸軍特殊戦司令官の主張に反するものです。
 
さらに、戒厳令の計画段階から関与した疑いで警察に逮捕された盧尚元(ノ・サンウォン)元情報司令官については、ことし8月、情報司令部の情報流出事件が発生したことに関連し、金前国防部長官が相談に乗ってもらっただけだと述べました。
 
一方、戒厳布告令をめぐっては、金前国防部長官が草案を作成した事実を認めました。草案には「国民の通行の禁止」が盛り込まれたものの、尹大統領が「非常戒厳」は国民に向けたものではなく国民生活や経済活動などへの影響を考慮し、削除を指示したと明らかにしました。

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