韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で発生した済州(チェジュ)航空の旅客機事故で、179人が命を失う大惨事となったことを受け、海外各国の首脳から哀悼のメッセージが寄せられています。
アメリカのバイデン大統領は、現地時間の29日、声明を出し、「済州航空の事故による甚大な被害に深い悲しみを感じている。アメリカ国民は韓国国民と友情の絆を分かち合っている。この悲劇で影響を受けた方々を思い、祈りを捧げる」と述べ、「アメリカは必要な支援を提供する準備ができている」と表明しました。
日本の石破総理大臣は29日、「痛ましい旅客機事故により、多くの尊い命が失われたことに深い悲しみを覚えている」とコメントし、「犠牲者とご遺族に、心からの哀悼の意を表し、負傷された方々の一日も早い快復を祈る」と述べました。
中国の習近平国家主席も、大統領権限代行の崔相穆(チェ・サンモク)経済副総理兼企画財政部長官に弔電を送り、「中国政府と人民を代表して深い哀悼の意を表し、犠牲者家族に心からの慰めを伝える」としています。
タイのペートンタン・チナワット首相は、事故でタイ人2人が犠牲となったことを受け、SNSで「犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表する」と投稿し、外務省に対し迅速な支援を提供するよう指示しました。
事故は29日午前9時3分頃、タイ・バンコクを出発して務安空港に向かっていた済州航空のボーイング737型機が胴体着陸した後、空港の外壁に衝突して炎上し、乗客乗員181人のうち救助された乗員2人を除いて、179人が死亡しました。