今月1日、新たに任命された裁判官2人の任期が始まり、憲法裁判所は8人体制で今月6日から裁判官会議を行います。
憲法裁判官は、大統領と国会、大法院長がそれぞれ3人ずつ、合わせて9人が指名されますが、去年10月から国会が推薦する3人が空席となっていました。
憲法裁判所は3日、記者会見を行い、「今月6日に裁判官会議を招集し、裁判官全員が現状について話し合い、残り1人の裁判官選任についても議論する方針だ」と明らかにしました。
裁判を巡り、尹大統領は、先月14日に国会で弾劾訴追案が可決されてから20日後の3日午前にはじめての答弁書を提出しました。
憲法裁判所は先月16日以降、これまで何度も尹大統領に答弁書を提出するよう求めていて、憲法裁判所の要請に従い、弁護団が答弁書を提出したものです。
尹大統領は、国会が「弾劾訴追議決書」で弾劾の理由にあげた内容を否認したということです。
憲法裁判所は3日、二回目の弁論準備期日を設け、双方の答弁書などをもとに争点を整理し、証拠を採択するかどうかを決める方針です。