日本の岩屋外相が来週の初めに韓国を訪問し、13日に趙泰烈(チョ・テヨル)外交部長官と会談を行います。
韓国外交部が10日発表したところよりますと、趙長官と岩屋外相は今月13日、外交部で韓日外相会談を行う方針です。
今回の会談では、韓国の内政が混乱するなかでも韓日両国の協力を安定的に維持し、強化する流れは変わらないということを改めて確かめるものとみられます。
両外相は、先月11日に行った電話会談でも、両国関係の持つ重要性に変わりはないということで一致しました。
会談では、今年が国交正常化60周年の節目となることを踏まえ、両国間の交流事業を着実に進める方針についても申し合わせるものと思われます。
また、北韓とロシアの軍事協力など、北韓問題をめぐっても、韓日2国間や韓日米3か国の連携が持つ重要性をアピールするものとみられます。
さらに、アメリカで今月20日、政権交代を控えているなか、いわゆる「トランプリスク」による今後の不確実性において、両国が協力して対応する必要性についても意見を交わすことが予想されます。
岩屋外相が韓国を訪問するのは、去年10月の就任以来初めてとなります。
両外相は、去年11月ペルーで開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議に出席し、初めての会談を行っています。