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社会

済州航空機事故 衝突4分前からフライトレコーダーなど停止

Write: 2025-01-13 11:51:44Update: 2025-01-13 13:37:43

済州航空機事故 衝突4分前からフライトレコーダーなど停止

Photo : YONHAP News

韓国南西部・全羅南道の務安(ムアン)国際空港で発生した済州(チェジュ)航空の旅客機事故をめぐり、フライトレコーダーとボイスレコーダーの記録が、衝突のおよそ4分前から途絶えていたことが明らかになりました。
 
この事故は先月29日に発生し、済州航空の旅客機が胴体着陸後に滑走路先のコンクリートの構造物に衝突して炎上し、179人が死亡しました。
 
事故原因を調査している国土交通部の航空鉄道事故調査委員会は11日、フライトレコーダーとボイスレコーダーの記録が、機体が衝突して炎上するおよそ4分前から途絶えていたことを発表しました。
 
衝突前の最後の4分間の記録は、事故原因を解明するための重要な手がかりになると期待されていましたが、この記録が途絶えたことで、原因究明が当初の予想よりも遅れる可能性が高まっています。
 
専門家によりますと、事故機が鳥などとの衝突により両エンジンが故障して、電力が供給されなくなったため、記録が中断した可能性があると分析されています。エンジンが故障した影響で、機体は動力を失った「紙飛行機」のような状態となり、緊急着陸を試みたとみられます。
 
さらに、フライトレコーダーとボイスレコーダーの記録中断は、非常用バッテリー装置が搭載されていなかったことが原因である可能性が指摘されています。これらの装置は、電源が途絶えても記録を継続する役割を果たしますが、事故機にはその機能が備わっていなかったことが確認されました。
 
航空鉄道事故調査委員会は、記録が途絶えた原因を含め、さらなる調査を進めていく方針です。

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