禹元植（ウ・ウォンシク）国会議長は、非常戒厳によって悪化した海外からの信頼の回復に向け、日本、アメリカ、中国、ヨーロッパなどに国会の特別訪問団を派遣すると明らかにしました。
 
韓国国会は14日、報道資料を発表し、「国会議長の特使として、超党派の国会特別訪問団を、近くアメリカ、中国、日本、イギリス、フランス、ヨーロッパなど主な友好国に派遣する」と明らかにしました。
 
禹議長はまた、ASEAN＝東南アジア諸国連合やG7＝主要7か国、それに中南米など各圏域の外交使節らとの晩餐会などを開き、足元の政治状況が、貿易や経済、民間交流に及ぼす影響を最小限に抑えるために取り組む計画です。
 
今回の措置は、非常戒厳によって悪化した海外からの信頼を回復するために行われるものだということです。
 
今回の措置について、国会は、「非常戒厳の宣言以降、民主主義を素早く回復するために行われた努力を国際社会に説明し、韓国の不確実性の解消に向け、総力を挙げて取り組んでいる」と説明しました。
 
これまで、禹議長は、アメリカのブリンケン国務長官や日本の岩屋外相などと会談し、「韓国は、国会を中心に不安定な状況を素早く克服している」と強調していました。