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社会

医師免許合格者の20%が海外医学部の卒業生

Write: 2025-01-29 15:23:28Update: 2025-01-29 15:25:35

医師免許合格者の20%が海外医学部の卒業生

Photo : YONHAP News

ことし新たに医師免許を取得した人のうち、5人に1人が海外の医学部の卒業生であることがわかりました。医学部の定員拡大をめぐって政府と医療関係者の対立が長期化するなか、韓国の医学部を卒業した受験者の数が大幅に減ったことが影響したものとみられます。
 
今月9日と10日に行われた医師国家試験の合格者269人のうち、海外の医学部の卒業生は52人で、全体の20%を占めました。
 
国別には、ハンガリーが39人で最も多く、アメリカ、ロシア、イギリスが1人から2人でした。
 
韓国の医師国家試験の合格者のうち、海外の医学部の卒業生が占める割合は、2024年と2023年ともにおよそ1%でした。
 
しかし、医学部の定員拡大をめぐる政府と医療関係者の対立が続き、韓国の医学部生の受験者が大幅に減ったことで、海外の医学部の卒業生の割合が20%まで急上昇しました。
 
そのため、今後政府との対立が解消し、医学部での教育が正常に戻れば、こうした現象はなくなるものとみられます。
 
ただ、一時的ではありますが、海外の医学部の卒業生が韓国の医療界へ進出しようとする現象が顕著になったことについて、医療界では否定的な考えを示しています。
 
ある医師団体は、「資格を満たさない海外の医学部を卒業した医師らが、韓国の医大生の機会を奪っている」と主張したうえで、2022年に続いて、海外の一部の医学部について卒業生の受験資格を無効にすることを求める訴訟の準備を進めています。
 
これを受け、保健福祉部は、海外の医学部の卒業生が韓国で医師免許を取得することについて、問題がないとする立場を示しています。

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