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社会

尹大統領弾劾審判 指揮官『議員排除の指示なし』証言

Write: 2025-02-06 15:09:07Update: 2025-02-06 15:57:28

尹大統領弾劾審判 指揮官『議員排除の指示なし』証言

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾審判の6回目の弁論が6日、憲法裁判所で行われました。尹大統領が「非常戒厳」を宣言した際に軍を動員した指揮官が証人として出廷し、「国会に集まった議員を強制的に排除する指示はなかった」と証言しました。
 
証言に立ったのは、陸軍特殊戦司令部の特殊部隊「第707特殊任務団」のキム・ヒョンテ団長です。キム団長は、当時の国会封鎖指示について、「上司である郭種根(クァク・ジョングン)陸軍特殊戦司令官からの指示は、国会議員の出入りを禁じるものではなく、テロリストや敵対勢力の侵入を防ぐ防御目的だった」と証言しました。また、国会に集まった国会議員を引きずり出すような指示は受けていないと述べました。
 
一方、軍の指揮所が、国会議員が150人以上にならないようにするため、本会議場から議員を排除するよう指示したとする疑惑については、「郭前司令官が『150人を超えてはならない』と言ったのは確かだが、どこかで聞いて伝えたようなニュアンスであり、『150人を引きずり出せ』という直接的な指示はなかった」と述べました。
 
しかし、郭前司令官は4日に開かれた国会国政調査特別委員会で、「大統領が私に直接電話し、『中にいる国会議員を外に引きずり出せ』と指示した」と証言しており、尹大統領側の主張と食い違っています。
 
また、キム団長自身も非常戒厳宣言直後の記者会見で「国会議員150人が集まるのを防ぐため、中にいる国会議員を引きずり出せという指示を受けた」と発言したことがあります。この点について国会側の代理人が「当時の記者会見と証言内容が変わったのか」と指摘すると、キム団長は「誤解があった」と釈明しました。

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