ハルビンで7日に開かれる冬季アジア大会に参加する北韓の選手団が6日、現入りしました。
北韓の朝鮮中央通信が6日、報じたところによりますと、北韓オリンピック委員会の委員長を務める金日国(キム・イルグク)体育相を団長とする北韓オリンピック委員会代表団と選手団は、ハルビン冬季アジア大会に参加するため、5日、航空便で平壌(ピョンヤン)を出発したということです。
空港では、体育省のキム・ヨングォン副相と北韓駐在の王亜軍中国大使が代表団と選手団を見送っていました。
大会組織委員会の公式ウェブサイトによりますと、北韓からはフィギュアスケートペアのリョム・デオク選手とハン・グムチョル選手、男子シングルのロ・ヨンミョン選手の合わせて3人がエントリーしています。
北韓は2007年の長春大会には66人、2011年のアスタナ・アルマティ大会には32人、前回の2017年の札幌大会にはフィギュアスケートとショートトラックに7人の選手を派遣していて、今回の3人はそれに比べると小さい規模とされています。
韓国統一部の当局者は、「コロナ禍で国境が封鎖された時期に海外強化訓練などが行えず、技量を磨くことができなかったため、メダル獲得の見込める種目だけに絞って選手団を派遣したとみられる」と話しています。
リョム・デオク選手は、札幌大会でキム・ジュシク選手とペアを組み、銅メダルを獲得した北韓のフィギュアの看板選手です。
北韓のペアは、2018年の平昌冬季オリンピックでは、13位になっています。