尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は18日、「非常戒厳」の宣言をめぐる弾劾審判、9回目の弁論に出席するため憲法裁判所を訪れましたが、弁論が始まる直前にソウル拘置所に帰りました。
尹大統領の弁護団によりますと、尹大統領は弁論に出席するため憲法裁判所に到着しましたが、この日の弁論は、両側の弁護団がこれまでの内容を整理し、意見を説明する日であることを確認したあと、自身が直接発言すべきことはなく、弁護団に任せたほうが裁判の進行に役立つだろうとの判断から拘置所へ帰ることを決めたということです。
一方、尹大統領側は、10回目の弁論が予定されている20日は、内乱首謀罪をめぐる刑事裁判があるため、憲法裁判所に期日の変更を申請しましたが、受け入れられませんでした。
憲法裁判所の文炯培(ムン・ヒョンベ)所長権限代行は、「刑事裁判の公判期日は10時、弁論期日は午後2で時間的な間隔がある」として、既存の日程を維持すると述べました。