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社会

高齢の運輸従事者 適格性検査の基準強化へ

Write: 2025-02-19 14:24:27Update: 2025-02-19 15:55:47

高齢の運輸従事者 適格性検査の基準強化へ

Photo : YONHAP News

高齢化に伴い、高齢ドライバーによる交通事故に対する懸念が高まっていることを受け、韓国政府は、高齢の運輸従事者に対する適格性検査の基準を強化することにしました。
 
バスやタクシー、トラックドライバーのような運輸従事者は、現在80万人あまりとなっています。このうち、65歳以上の高齢者が占める割合は24%に達しており、中でもタクシーの場合、高齢者の割合が45%を上回っています。
 
政府は、ソウルの市庁(シチョン)駅で去年起きた逆走事故など、高齢者による交通事故が相次いでいることを受け、運輸従事者に対する適格性検査の基準を見直すことにしました。
 
まず、合格率が98%を超えて有効性に疑問を持たれている「資格維持検査」を見直します。
 
これまでは、7つの検査項目のうち2項目以上がもっとも低いレベル5だった場合に不適合としていましたが、今後は、事故と関連性の高い4項目で2番目に低いレベル4以下が2項目以上だった場合、資格を制限するということです。
 
また、これまでは病院やクリニックでの「医療適性検査」で、資格維持検査を代替できましたが、事故の発生件数が多いドライバーや、75歳以上の高齢者については、代替できないようにするということです。
 
身体検査の基準も強化されます。高血圧や糖尿患者の場合、運転中に失神する恐れなどがあるため、高血圧や糖尿の初期であっても、6か月ごとに追跡検査を義務付けるということです。
 
これに加え、ペダルの踏み間違いを防止するための装置の設置を拡大するほか、車線を外れたときの警報機能など運転の補助装置の設置による保険料の引き下げなども実施します。
 
韓国国土交通部は、こうした内容の施行規則の改正案を、ことし4月1日までに一般に公開する計画です。

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